恋した道化師ノ行方

独り言と落書きを気の向くままに更新。近頃絶賛更新停滞中。

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驚くだろ普通。


対して重くもない仕事(他惑星制圧)をして帰ってくると、家庭内にはいないはずの女がいた。
時間帯からして、朝食を作っているのだろうか。
腹が立つことに漂ってくる匂いはオレの料理よりも遥かに美味そうだが、
見知らぬ人間が家に居て警戒しない奴はいない。

俺は足を組んで新聞を読んでいる親父がいるのに目がいった。
なんだよ、いつもこの時間は起きてねぇじゃねーか。
女がいるからって恰好つけてんのかよ。

あ゙ー、なんで家帰って早々イライラしなきゃなんねぇんだ。




「…おい」

「おー、ラディッツ」

「親父、家に女連れ込むなって何度も言ってるだろ!」

「朝っぱらからピーピーうるせぇな。
コイツは連れ込んだんじゃない、拾ったんだ」

「いや、拾っ………ひろっ!?」



そう叫んだ俺の声で、やっと来客(帰宅、か)に気付いたのか、女が振り返った。
幼ぇ。小せぇ。
年も背丈も、俺よりも少し下だと推測。
親父にこんな趣味があったとは、知らなかった。知りたくもなかった。
子どもみたいな童顔を持った女は、ばっちり俺と目を合わせたあとに、あぁ、と言った。

サイヤ人とは思えないような、ふわふわした笑顔。
目元も、俺や親父と違って真ん丸でくりくりしていた。
いや、サイヤ人であることは間違いないようだった。
エプロンの後ろからその証のしっぽがひらひらと動いている。



「バーダックさんの息子様ですね。おかえりなさいませ。
はじめまして、ユメと申します」

「ぁ、……あぁ」

「ぷっ。くくくく」

「わ、笑うな親父っ!!」

「もう少しで朝食の用意ができますので、座って待っていて下さいね」



ユメ…に言われるがまま、俺は親父の横の椅子に座った。
あー居心地悪ぃ。
俺はいつも台所に立っている役だっつーのに。

不自然にそわそわする俺を見て、親父が肩を震わせて笑っていた。
くっそ、イライラする。

…まさかこの女、居座ったりしねぇよな。
ちょっとした夜のお礼に飯作ってすぐに帰る、よな。
まさかな。
親父が人一人を家に置いとくなんて面倒なことするはずねぇし。
そうだそうだ。
朝飯だけ食ったらすぐに帰るはず………



「ラディッツ、後で歯ブラシとか、何かそういうの買ってこいよ。
オレぁよくわかんねェ」


「………マジかよ……。
かっ、家政婦雇う金なんかどこにあったんだよ!」

「だから、家政婦じゃなくて拾ったんだっつってんだ」

「…その、"拾った"っつーのは何だよ?」

「"拾った"んだよ。文字通りな」

「犬や猫じゃないんだぜ……?」

「同じようなモンだろーが。

なんだァ、お前ェ、さっきから愚痴愚痴。
何か不満でもあんのか? あぁ?」

「……あぁ……もういい」



返す言葉もない。

なんだかんだ家の大黒柱は親父なわけだし、
いくら反論したところで、俺に拒否権なんてものはないのだろう。

俺は顔を手で覆って、そのまま机にひじをついた。
溜息。





「大丈夫ですか? どこか具合でも悪いですか?」

「あんでもねーよ! 放っとけ!」

「ひ、あっ…ご、ごめんなさい!」



びくりと肩を震わせて怯えるユメ。
本当にサイヤ人なのかよ。
見ててイライラする。
こんなの家に置いといて何の得をするってんだ。







「……ってことで。しっかり面倒みてやれよ」

「………って俺かよ!!」



ふざけんな!
こればかりは、と食ってかかろうとしたとき、親父はすでに飯をかき込みはじめていた。
もう何を言っても無駄だ。
そう思い、諦めて俺もヤケ食いし始める。



……ちくしょう、俺より料理うめぇ!!





↓あとがき
あとがき

やっとこさの更新…。
お待たせしました。あ、待ってないですか?すんません。


親父サンの偽物加減がなんとも。うーん。
これからはラディとドンドン絡めたいと思います。
ぎくしゃくしたのは書いてて楽しいです。ゲハハ。←
ハッピーエンド目指して、がんばりませう。



P.S. 最近大泉さんが好きです。あと、ナルトの飛段さん。
   角都がスネイプ先生だと知ったときはもう。
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